移住のきっかけ

天草市ご出身の桂木さん。農家の長男として育ち高校卒業後、福岡で15年間、その後東京で27年間勤務した。「退職後は田舎暮らし」と考えていた桂木さんは、東京近郊の地方都市や東南アジアでのロングステイも選択肢に移住先を探した。

しかし、定年退職の5年前、桂木さんのお母さんと福岡で暮らす義父母の双方のお世話ができる天草へのUターン移住を決意したそう。

「自分が育った故郷、天草に貢献したい」という思いもあり、天草に戻ってからは、様々なボランティア活動に加わり、区長や民生委員などに就かれた。

現在のくらし

実家の納屋を改築して「呼群堂」（こむらどう）と名付け、郷土料理づくりや農業体験など天草の暮らしが体験できる農家民泊に取り組まれている。

「天草暮らしの趣味は、米作り」と桂木さん。近所の方や友人の手伝いを受けて、田植えから稲刈り、脱穀と、小さい頃に経験した米作りに励んでおられる。

奥様は、花づくりや家庭菜園を楽しまれているそう。ご自宅に伺った際、チャボ小屋を見せていただき、「毎日、新鮮な卵を産んでくれるんです」と嬉しそうに仰っていた。

桂木さんは、『心豊かに暮らせる天草』を目標に、地域活動や市民団体の活動支援を通して、天草の自然、歴史、暮らしを活かした「人づくり」「ものづくり」「地域づくり」の多忙な日々を送られているようだ。

移住者へのメッセージ

「仕事や趣味、何でも良いので　明確な目的を持ってきてほしい」

呼群堂

お問い合わせ先：TEL:0969-46-3195