移住者紹介

テレワークを機に移住を決意。自然を求めて初めて訪れた天草で、運命の空き家に出会った!そんな橋口さんご夫婦の移住するまでのお話を伺いました。
【プロフィール】
●橋口さんご夫婦 ●20代
●Iターン ●2025年10月に移住
●From 東京都 → To 天草
都会暮らしからのライフチェンジ “自然を身近に感じる暮らしへ”

Q.移住を考え始めたキッカケを教えてください。
一番大きいのは、働き方がテレワーク中心に変わったことです。以前は通勤が前提だったので住む場所も限られていましたが、今は場所に縛られなくなりました。もともと自然が好きで、休日に郊外へ出るたびに「もっと自然の近くで暮らせたらいいな」と感じていたので、都会で暮らすメリットがありませんでした。
Q.具体的に暮らしのイメージは変わりましたか?
都会の便利さは手放せない部分もありますが、それ以上に“日常の中に自然が身近にある生活”への憧れが強くなりました。朝に散歩できる環境とか、そういう小さな理想が積み重なっていった感じです。
移住することに “特に不安はなかった”

Q.移住を考えたとき、一番不安なことは何でしたか?
正直に言うと、これといって不安はあまりなかったんです。気になることは東京にある「ふるさと回帰センター」に相談したり、ネットで情報も集めたりしました。テレワークで仕事の心配も少ないので、私たちにとって移住のハードルは低い感覚でした。万が一、生活が合わなかったらやり直せばいいとラフに考えました。
Q.それでも気になる点はありましたか?
敢えて言えば、病院が近くにあるかどうかですね。何かあったときにすぐ診てもらえる環境かどうかは、生活の安心に直結するので。そこだけは事前に少し気にして調べました。
初めての天草訪問で感じた “想像以上の暮らしやすさ”

Q.初めて天草に訪れたとき、どんな印象を持ちましたか?
まず驚いたのは海の綺麗さです。ネットで見るよりもずっと透明感があって、「ここで暮らす日常」を想像したときに気持ちが一気に前向きになりました。
天草は「島」ですが陸路で九州本島まで繋がっているので、たまに都会に行きたいときは海沿いをドライブしながら行けちゃいます。
それと意外だったのが市役所がすごく立派だったこと。もっと小さな役場を想像していたので、行政の機能がしっかりしているんだなと安心感がありました。
Q.街の雰囲気はいかがでしたか?
市街地も思っていたより栄えていて、生活に必要なお店はしっかり揃っている印象でした。自然が豊かなだけじゃなくて、ちゃんと“暮らせる街”なんだと実感しました。
空き家物件と出会ったことから始まった “移住の決断”

Q.移住先に天草市を選んだ理由は何ですか?
一番大きかったのは、希望に近い空き家物件との出会いです。たまたま紹介してもらった空き家が、想像以上に条件も雰囲気もよくて、“ここで暮らす自分たち”が自然と想像できたのが大きかったです。
それと同じくらい印象に残っているのが、移住・定住コーディネーターの方の存在です。実際に天草に移住して暮らしている方のリアルな体験談を聞けたことで“生活の解像度”が一気に上がった感覚がありました。良い面も大変な面も率直に話してくれたのが信頼に繋がったと思います。
※インタビューした日、地域のミニバレー大会に参加されていました!
天草暮らしで感じた “人との距離感と方言”

Q.天草に住んでみて、苦労したことはありますか?
最初に驚いたのは“おすそ分け文化”です。野菜や魚をいただくことが本当に多くて、ありがたい反面、お返しのタイミングに悩みました。旅行に行ったときのお土産を渡すようにしているんですが、都会の感覚とは全然違う距離感です。
あと、方言ですね。おじいちゃん、おばあちゃんとお話しするとき正直、半分くらいしか分からなくて(笑)でも近所の人が「今のはこういう意味だよ」って自然に訳してくれるんです。その優しさには助けられています。
天草暮らして気づいた “食の豊かさ”

Q.天草に住んでみて、良かったことはなんですか?
圧倒的に魚が新鮮なことです。スーパーで買う魚でも全然違っていて、都会にいた頃には戻れないくらいの感覚があります。
それと印象的だったのが、漁師さんとのやりとりです。ある日、漁師さんから3kgもあるコロダイを「よかったら」といただいて、その場で魚の捌き方まで教えてくれたんです。最初は戸惑いながらでしたが、包丁の入れ方から丁寧に教えてもらって、今ではその経験がすごく役に立ってます。(※写真の魚は真鯛です)
仕事と自然の間で “暮らしをもっと面白く”

Q.今後、天草で挑戦したいことはありますか?
せっかく海がすぐそばにあるので、まずは釣りやSUPなどアウトドアに挑戦してみたいです。これまでは休日にわざわざ出かける感覚でしたが、天草では“日常の延長”として楽しめるのがいいですね。
それからもう一つは、テレワークの合間を活用して、漁業や農業のお手伝いもしてみたいと思っています。実は春頃にご近所の「あおさの収穫」のお手伝いしていました。実際にやってみることで、この地域の仕事や暮らしをもっと知れた気がしました。単なる移住者ではなく、少しずつでも地域の一員になれたら嬉しいです。
移住は準備と“ひとことの挨拶”でうまくいく

Q.これから移住を検討している方へ、アドバイスをお願いします!
まず思ったのは、移住前の断捨離は本当に大事だと思いました。都会での暮らしって、気づかないうちに物が増えていて。いざ引っ越すとなると、そのまま持っていくよりも「本当に必要なものだけ」に絞ったら、生活がすごくスムーズになりました。
それともう一つは、引っ越してきた後の挨拶です。同じ地区の人や区長さんにちゃんと挨拶することで、驚くくらい暮らしやすさが変わると思います。「どこの誰か」を知ってもらうだけで、地域との距離が一気に近くなる感覚がありました。