移住のきっかけ
![カブ](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10496_up_bird4bab.jpg)
愛知県ご出身。
ご夫婦ともに自身で整備、カスタムをするほど
車やバイクがお好きなおふたり。
旦那様は子どもの頃、毎年夏休みに天草の祖母のところへ
虫取りや海遊びをしに来ており、
いつかは田舎で暮らしたいという思いを抱いておられました。
奥様も10代の頃から自然に囲まれた、自給自足の生活に
憧れがあり、そんなおふたりが田舎暮らしを本格的に計画し
最終的に移住先として決めたのが、海も山もある天草。
すまいは山の中腹にある
見晴らしのいい祖母の家でした。
城田家のライフスタイル
![作業小屋](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10503_up_4eh2chhs.jpg)
城田家を語るうえでまずはじめに来るのが
「モノづくり」。
母屋の前に建つ旦那様お手製の作業小屋には
ありとあらゆる工具が並び
移住者なら大半の方がわくわくするであろう空間が
広がっています。
ここで天草の素材を使って家具や雑貨をつくり
たくさんの方の手に渡り
使っていただいているそうです。
もちろん自宅の物もほとんどがお手製。
それらすべてが完成度の高いものばかりですが
特に印象に残ったのが、お子様が手を洗う時に使う踏み台。
使う人の事を考えて作られた隠れた名作です。
![踏み台1](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10508_up_0yhwmjkg.jpg)
使わないときは畳んで収納。
![踏み台2](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10509_up_4cnot4h3.jpg)
ワンタッチで踏み台に。
![玄関街灯](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10502_up_m4dhjmay.jpg)
レジンで作った玄関上のランプシェード、
なんと奥様が作られた物。
本物の小さな花を閉じ込めた
かわいらしくもかっこいいランプシェードは
味わいのある古民家の軒先にぴったりで
優しく軒先を照らしていました。
どこか奥様の雰囲気を投影しているようにも見える
素敵な作品です。
奥様はカスミソウ農園にも勤めておられ
カスミソウを使ったレジンアートや
レザークラフトなどもされており
奥様の作業スペースも
たくさんのわくわくが詰め込まれた空間になっていました。
移住後の暮らしの変化
![ねこ2](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10498_up_gi2ek681.jpg)
ある日の帰宅途中、
自宅へ向かうクネクネした山道の途中に
目も見えていない、痩せた子猫がうずくまっていて
見かねた奥様が自宅へ連れ帰り
目薬を差し、ごはんをあげて自分で歩けるまでになりました。
もともとは人にあげるつもりで保護した子猫だったので
名前を付けると愛着が湧いてしまうということで
呼び名は「ねこ」。猫のねこ。
ところが気づけばすっかり家族の一員となり
子ども達とも仲良しに。
ねこはこれからも城田家で暮らしていくとの事でした。
![井戸水ポンプ](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10501_up_3v7kk53a.jpg)
家の裏に昔からある井戸。
この給水ポンプも旦那様のお手製で、
レバーを上げ下げすると冷たいきれいな水が
勢いよく出てきます。
飲み水としても使え、夏には子どもたちが
自宅のプールにこの水を張って遊ぶそうです。
虫を捕まえたり
転んでも痛くないビーチで走り回ったり。
子どもたちの生活も含め、今では「外がより近くなった」と
旦那様はおっしゃられています。
ご家族の食事も、休日は周りを気にせず
自宅で気軽に火をおこし、肉やお野菜を焼いて
楽しんでおられるそうです。
![薪ストーブ](https://inaka.amakusa-web.jp/kiji003254/3_254_10506_up_m3yohnup.jpg)
薪ストーブは暖をとるのは勿論、洗濯物を乾かすのにも利用しています。
ストーブに使う薪も今では家の敷地の木や
近所の方が伐採した枝木を使っていいよと
分けてくださるそうです。
この冬にはもう一台、床暖房機能付きの物を設置予定との事。
玄関先にはすでに新しい薪ストーブが到着しており
冬の到来を静かに待っていました。
使う薪の種類や、用途によって
ストーブの形や素材を選ぶ必要があり、
購入できる場所や設置方法まで
とても詳しい旦那様。
好きなことはもちろん
家族が生きていくために必要なことをとことん調べて
形にしていく、とてもエネルギーのある方でした。
城田さんご家族