移住のきっかけ
前職では毎日決められた業務を淡々とこなし、決して苦しくはないが楽しくもなく
どこか日々の繰り返しに寂しさを感じながら暮らしていた。
そんな中ふとしたきっかけで、天草市﨑津集落の知り合いの実家を訪れる機会があり
素晴らしい景色や空気に一目惚れ。前職を早期退職し、移住を決意。
そのとき、ひとりバイクで初めて﨑津集落についた時の印象が
「とんびと猫がいっぱいいるなぁ」
と思った事が、現在経営する民泊の名前”民泊とんびと猫”となった。
ちなみに民泊業も当時は、明確にやりたいと思っていたわけではなく
人と近い距離で接することができ、大好きな﨑津集落の為になる仕事。と考え
自然な形で民泊がスタートした。
てづくりの看板
近くの公園には猫がおさんぽ
民泊とんびと猫 財前さんの日常
朝は7時00分には自宅から近い漁港で釣りをはじめ
その日ご予約のお客さんがいれば、その後買い出しや民泊の準備。
お客さんが到着されると、お客さんに合わせた財前さん流のおもてなし
「おしゃべりが好きな方とは楽しくおしゃべりさせていただくし
ゆっくりされたい方は﨑津集落の景色や空気に任せてお客さんを癒してもらってます笑」
と、冗談のような言葉の中にお客さんや﨑津集落への優しさや、心遣いがたくさん詰まっていた。
車いすの方でも利用できる、入口の昇降機
民泊から見える﨑津教会
土日のお客さんがいない日には、近所のイタリア料理店のお手伝いに。
少し前に、友人とランチをしに行ったときに、店主も愛知県からの移住者ということで
仲良くなり、以後、暇があるときには手伝いや、民泊の経営の相談など
お互いに持ちつ持たれつで移住者さん同士で協力して仕事をしている。
また、﨑津集落の方からも民宿のテレビ取材を紹介していただいたり
とれたてのお魚や新鮮な野菜をいただくなど、周りの方々との関係性も築いておられる。
それも財前さんの人あたりの良さの賜物であり、気さくな方の多い地域性も見れた。
今後の目標
以前の仕事では淡々と決められたことをこなす日々が続き
どこか寂しい日常を過ごしていたが、今は人に、より近いところで接し、
お客さんを喜ばせる努力を自分で考え、することで
”労働の喜び、笑顔を与える喜び”を知ることができたと話す財前さん。
今後は民泊経営により人を世界遺産にも登録されている﨑津集落に呼び
﨑津集落のこの風景をずっと残していきたい。と語っていた。
民泊 とんびと猫
TEL 080-1781-7263
住所 熊本県天草市河浦町﨑津650
HP https://tombitoneko.com/(外部リンク)