石井さんご夫妻(平成21年8月移住)
「『ここだ!』と直感して天草へ移住。毎日が充実しています。」
私は都会で企業に勤めており、
定年が見えてきた頃から、
できるだけ自給自足の生活を送りたいと考えるようになりました。
その頃住んでいた自治体が運営している貸農園の一部を借りて、
仕事の合間を縫って畑仕事を楽しんでいました。
定年を間近に控え、
阿蘇地方を中心に5日間かけて移住先を探しに行きました。
1,2軒の空き家がありましたが、満足いく物件がありませんでした。
この後をどうしようか迷っている時に、
熊本の地元紙に天草で開催された
体験ツアーの記事が掲載されているのを偶然見つけました。
早速主催しているNPO法人グリーンライフあまくさの事務局へ電話して、
翌年の3月に開催された2泊3日の体験ツアーに参加させていただきました。
体験ツアーに参加してみて、
天草が他の地域と比較し良かった条件は、
1.地域の人々の温かさ
2.海と温泉があること
3.くだものが新鮮であること
4.松島を中心とした風景の良さ
5.年間平均気温が約17℃であること
この5点です。
その後、5月に再度天草を訪問し、
天草市が運営している空き家バンク制度に登録してある物件を
2日間にわたって案内していただきました。
現在の住まいはその中の1軒です。
見せていただいたときに「ここだ!」と直感し、
1時間で即決しました。
そして8月29日に念願の移住が実現。
私は畑で野菜づくり、妻は花壇づくりが日課で、
平成25年度からは近くの直売所での販売を始めました。
出荷するようになって初めて気付くことも多く、
出荷のタイミングや花の組み合わせ、
値段の設定など2人で相談しながら、
少しでも多くの商品が売れるようにと
工夫に工夫を重ねる日々が続いています。
天草へ来たばかりの頃は、
天草のことをまずは知ろうと考え、
13日間かけて天草を1周歩いてまわりました。
移住した地区が1番いいねと2人で実感することができました。
また、移住した地区にある8軒のみかん農家に行って
収穫作業などのボランティアをしました。
そのおかげで地区の方々ともすぐに馴染むことができて、
地区で練習されているミニバレーにも毎週参加しています。
今後は夫婦2人で農作業や花づくりをしながら
少しずつでも販売を続けていき
趣味と実益を兼ねた田舎暮らしで、
健康で楽しく生活していきたいと考えています。
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